雨上がりのヒツジ

ステージ4乳がん多発性肺・骨転移闘病記

高気圧治療について

ピッコロの母

抗がん剤、温熱治療、そして高気圧治療のセットを続けて1年。
治療の中では高気圧治療が一番好きだ。


なにしろ、ただカプセルに入って1時間半過ごせばいいだけなので、苦痛もなくただ時間が過ぎるのを待てばいい。気圧が上昇する時に耳がきーんとするが、そんなの何てことない。高気圧の環境に身を置くことで体を活性化させるとのことだが、私は抗がん剤が終わった後の「休憩時間」と思っている。


カプセルの中で退屈する患者のために、有線放送を聴くかテレビを観ることができる。有線を聴いていた時、「Jポップ70年代をお願いします」とチャンネルメイを若い技師に伝えるとふふふと笑われた。次の治療の時、今度はあらかじめ有線のウェブサイトでチャンネルを調べてチャンネル番号で伝えたところ、「プロっすねぇ」とこれまたふふふ、だった。


今はやっぱり映像を見たくて、NHK総合テレビをリクエストしている。若い技師は何チャンネルか分からないというので、彼は普段NHKを視聴しないのだな。テレビ自体を観ないのかもしれない。高気圧治療はただただカプセルで横になるだけなので、このような話題が唯一のコミュニケーションになる。そして結局、有線であろうがテレビであろうが、大部分の時間は眠ってしまう。


カプセルに閉じ込められる時、冬眠に入るSF映画の登場人物になった気分になる。
着衣はもちろん前開きの病衣(高気圧治療用の特別仕様)なので、そこが残念な気がする。
ここはひとつ近未来的でユニークなコスチュームにしてもらえないかと思う。患者のテンションも上がるのではないだろうか(あまり上がってはいけないかもだが・・)。
治療はやっぱり心身にとってストレスなので、そんな遊び心があったらなぁと常々思う。


明日は治療の日。